「ラノベ作家の現実」を考えてみる。
こんばんは。屑です。
ブログ初日に私は、毎日記事を更新すると言ったな。
ちょとさすがに帰宅してから日々の練習メニューやりつつ本も読みつつ毎日ブログ更新となると、時間的に厳しさがありました。
これから更新はだいたい週3くらいのペースでいきたいと思います。
で、今日の内容なんですが。
昨日NHKの「クローズアップ現代」で、興味深い特集をやっていました。
題して、「2兆円アニメ産業 加速するブラック労働」
うーんこの胸に刺さる感じ。
内容は言わずもがな、更に興隆しつつある華のアニメ業界の裏側で、年収100万円という低収入で働くアニメーター達。労働基準法のもとでの、基本的な労働条件が確保されていない環境で、自身のやりがいとアニメに対する愛だけが支えとなっているリアルな実態が、ありありと映し出されていました。
いつからこの国は、「好きな仕事をやって食べていく」ことが難しくなったのだろう。
いや、本当は元々難しかったのかもしれない。
むしろ現代になってようやく、「食べていけないけど好きな仕事ができる」ことが認められつつあるような気もします。
けれども、生きていく以上お金は必要になります。
では、ラノベ作家を目指す人間の場合はどうかと、色々調べてみました。
おそらく「ラノベ作家志望者」は、その肩書き単体では、アニメーターよりも経済的に不安定な立場であると言えます。
アニメーター志望者は努力さえすれば、フリーランスとはいえ、そこそこの割合で職に就くことはできる。
「ラノベ作家志望者」は、デビューし、そもそも仕事にありつくことができる確率すらごくごく僅か。
更に、才能と実力があり、超運良くデビューし、単行本を刊行できたとして。
調べてみると、ラノベの場合、単行本1冊を印刷するごとに印税が60円程度入るらしいです。
つまり、1万冊単行本が刷られたとしても60万円の収入にしかなりません。仮に4ヵ月ずつかけて単行本を年3冊書き、それぞれ平均1万冊ずつ発行されても、年収は180万円です。
更に、10年後もその収入が続く確率となると・・・なかなか恐ろしいものです。
そもそも3巻以上続くラノベ作品の割合は、全体の3~4割とのこと。
デビュー作が終わったあと、二作目が刊行される新人作家の割合は一体・・・
上位数パーセントの売れっ子作家を例外として、多くのラノベ作家は兼業もしくは学生であるという説も、あながち頷けますね。
Q.ではそこまで理解して、何故お前はラノベ作家を目指すなどど大言壮語するのか
A.うるせえ!お前らだって宝くじとか買うだろ!当たらないと分かってても買うだろ!買わなきゃ当たらねえから、買うんだろ!
つまりそういうことです。
というわけで、今日も課題に取り組んできます。
お読みいただいた方、ありがとうございました!