ブラック社畜、ラノベ作家を目指す

20代男。現在社会人。 そう名乗れるのも最早時間の問題かもしれない。 生きていくためにラノベ作家を目指します。

「物語の体操」より、『カードを使った<おはなし>作り』

 

こんにちは。LEEです!

 

昨日一晩で大塚英志氏の「物語の体操」をひとまず読み終えたので、今日から本格的な練習に入っていきたいと思います。

 

①『カードを使った<おはなし>作り』

「物語の体操」第一講より。

 

まず以下のように、紙を切り取って計24枚のカードを作り、それぞれに文字を書き込みます。

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それを今度は全て裏返し、シャッフルしたのち、6枚を無作為に抜き出して以下のように並べます。

f:id:LEE2422:20170604160817p:plain

 

この配置は、以下の体系を示します。

 

 

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置かれたカードの単語は、その体系の状態を示します。

なお、開いた際に文字が逆向きになっていた場合は、その単語の逆の状態を示します。

つまり、このカードの配置は、その〈おはなし〉における登場人物の立ち位置、およびストーリーの流れを示すものです。

 

例えば、選んだカードが

 

「1:庇護(逆)」

「2:勇気」

「3:秩序」

「4:信頼」

「5:清楚(逆)」

「6:創造」

 

だったとすると、

主人公はかつて【秩序】であったが、現在は【庇護(逆)】の状態である。

【信頼】の状態にある援助者のもと、【勇気】の状態になり、

【清楚(逆)】の敵対者に立ち向かう。

最終的には【創造】の状態となる。

という感じになります。

 

とりあえず、この並び方で一つ単純なオリジナル物語を作ってみます。

 

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王命により魔王ラバモスを倒し、世界に平和をもたらした勇者・レト【3:秩序】。

しかし、その功績による熱狂的人気が、自身の権力を脅かすことをを恐れた王の陰謀により【5:清楚(逆)】、

レトは無実の罪で指名手配されてしまう【1:庇護(逆)】。

レトは、自身の罪が無実であることを信じる、かつての冒険の仲間達に助けられながら【4:信頼】、

悪徳の王を倒すべく、勇者は再び立ち上がる【2:勇気】。

苦闘の末、王を倒したレト達は、新たな国を建国する【6:創造】。

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こんな感じですかね。

・・・まあ、実は今回だけ、わかりやすい例を作るために一部意図的にカードを入れ替えました。次回以降は入れ替え禁止とします。

 

あと例えばこの物語、もし最後の【6:創造】カードが、【6:創造(逆)】だった場合は、一気に結末が変わってきますよね。

勇者が勢いに任せて国ごと滅ぼして、自分たちが国を建てるも、やっぱり何ら政治的知識の無い彼らの統治は長く続かず、国は短期間で滅びてしまいました・・・みたいな。

 

ちなみに、このプロットカードを自動生成してくれるページがあったので、勝手に紹介しておきます。

http://keitoushi.up.seesaa.net/html/plotcard.html

 

 

「物語の体操」では、とりあえずこの〈おはなし〉作りを最低100個はやれと書いてあったので、毎日ちょっとずつ進めていきたいと思います。

 

 

ではここらで本番といきます。記念すべき第一作目。

カードは・・・じゃん!

 

(現在)・・・・・・【解放(逆)】

(近い未来)・・【生命(逆)】

(過去)・・・・・・【治癒】

(援助者)・・・・【結合(逆)】

(敵対者)・・・・【理性】

(結末(目的))【清楚(逆)】

 

こうなりました。

 

発想力が貧弱なので、結末が逆位置のカードという時点で、もう大抵バッドエンドな予感がします。

とりあえず、SFが書けるほどの知識もないし、ほんとはコメディが書きたいんですが、この配置じゃちょっと厳しい気がするので、ファンタジーっぽい話でいきたいと思います。

では以下のとおり。

 

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ホーリー・イン・ザ・ダーク』

 

どんな病をも治す『治癒魔法』の使い手、聖女ミレーネ。【治癒】

彼女の人気に危機感を覚えたフランゼス国王の計略により、ミレーネは現代の日本へと飛ばされてしまった。

現代日本で力を使い、その身を隠しながらも数多の人々を救うミレーネ。彼女に命を助けられ、弟子になることを願った日本の少年・ハルトと共に、二人は正体不明のヒーローとして暗躍する。

しかし、彼女の力を研究するため、その身を狙う政府組織【理性】

によってミレーネは捕らわれてしまう。【解放(逆)】

ハルトは師匠ミレーネから学んだ魔法を駆使し、捕らわれの彼女を助け出そうとするが、苦戦する。ついに窮地に陥った彼は、ミレーネに使用を固く禁じられていた邪術を用い、その肉体と魂を分離することによって不死の力を得て【結合(逆)】

ミレーネを救い出す。

邪術を用いたハルトは魂を蝕まれ、もはや人に戻ることはできない。彼を愛するミレーネは自らの命と引き替えに、ハルトを人間の体へと戻す魔法を使う。【生命(逆)】

彼女は死の間際に、自分の存在を忘れ、ハルトに人間として平穏で幸せな人生を送ってほしいと願う。

しかし、その願いと裏腹にハルトは、ミレーネを死から蘇らせるために更なる邪術の研究へと没頭してゆく。純粋だったハルトの心は、完全に闇に墜ちていた。【清楚(逆)】

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・・・・・・はい。

タイトルからしてこれでもかってくらい中二病全開ですね。

ワイ、いい歳して馬鹿みたい・・・・・

ぶっちゃけ、これだけでも二時間くらい考えて考えまくった挙げ句の産物なのです。

これ100個は辛ぇ・・・・・・

 

自分なりに突っ込みを入れるとすれば、まず1つ目は、援助者の【結合(逆)】の言い訳がだいぶ苦しい気がする。肉体と魂の分離が具体的にどういうものかはあまり考えてないです。はい。

2つ目は、主人公は果たしてミレーネなのかハルトなのか、それが途中からブレまくってる気がする。

他は、ミレーネの力を狙う政府組織が、果たして【理性】とまで言えるのか等々・・・

 

ダメだしを挙げだすとキリがないですが、とりあえず1作目はこんな感じです。

間違ってもコレ新人賞には出せんな。書いてる途中で死にたくなるわ。

 

では本日はこれまで。明日以降もしばらく引き続き、この〈おはなし〉作りをやっていきたいと思います。

もう1冊の「小説を書くための基礎メゾット」の方を適当に読み進めたいと思います。

 

では、ここまでお付き合い頂いた方、誠にありがとうございました。

 

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